ご覧いただき、ありがとうございます。
クラシックカーキーキャップをスカルピーで作製した過程をご紹介します。
前回は、60年代の車ということでデザイン面でどういった点を重視したのかまとめました。
なお、スカルピーでの作成過程については前回の記事をご覧ください
今回は製作過程でこだわった点についてご紹介します。
2.0 製作過程のこだわり
デザインを活かすために、製作過程でいくつかこだわったポイントがありますのでそちらをご紹介します。
2.1 塗装と未塗装部分
せっかく窓をデザインに取り込んだので、透過させたいところ。一方で、塗装のハードルが上がるために細かいマスキングを行いました。
窓は透明なままにしたいので、マステでカバーして、
— ジョン・マイヤー・キーキャップ (@kiriman_works) 2024年5月3日
サーフェサー塗り塗り…
お気づきだろうか、時間が足りなくなりそうなことを…! https://t.co/shOGJ3mzzG pic.twitter.com/LjhzI6Yte2
これがまた、ワイパーを避けてマスキングしたり小さな三角窓を抜くのに苦労したりと手間が増える一因となりました。
塗装した後にカッターで切れ目を入れて抜きました。3枚目が見やすいです。
このひと手間でぐっとトミカ感が出ました!笑
そして完成…!まじトミカ感(笑)
— ジョン・マイヤー・キーキャップ (@kiriman_works) 2024年5月3日
作り込んだ下回りは写真では写せず…
窓は透明だから透けてるよ💡天キー間に合ったよ!
なで打ちラジオ聞きながら楽しく作業できましたー#キーキャップ#keycap https://t.co/hLMUlaMP4e pic.twitter.com/mIqcZoMI5j
この時の作業はなで打ちラジオを聴きながらですね。 ほんと、お世話になっています。
2.2 カラーウェイ
実は色味についてもこだわりを持っています。
アーカイブを参考に、その年代に多い色味をできるだけ反映しようと思っています。(実際はカラバリがあったのでしょうが、標準的なところを狙いたい)
あくまでアーカイブのもの前提ですが、今回は下記の色で作製しました。
・白+クリーム系統
-20’sは濃い緑や赤が多かったのに、年を追うごとに白や灰色、くすんだ緑など色味が落ち着いている印象です。
・赤+黒ルーフ
近代的な印象を受けるツートンですが、「トヨタスポーツ800」にも採用されているようでした。かっこよかったので採用!
↓トヨタ博物館アーカイブ「トヨタスポーツ800」のページ
https://toyota-automobile-museum.jp/archives/car-database/detail.html?id=55
・濃いめのブルー
日産ブルーバードがきれいな濃い青でした。これと同じ青を見つけることはできませんでしたが、藍色に近い濃いめのものを選びました。
↓トヨタ博物館アーカイブ「ダットサン ブルーバード P411型」のページ
https://toyota-automobile-museum.jp/archives/car-database/detail.html?id=139
・鮮やかなイエロー
ホンダS800がきれいな黄色でかっこよかったので採用。塗料はホンダのイエローです。シビックなどにも使われている黄色です。
↓トヨタ博物館アーカイブ「ホンダ S800」のページ
https://toyota-automobile-museum.jp/archives/car-database/detail.html?id=24086
なお、フロントグリルは
白・赤→シルバー
青・黄→ブラック
としています。 ちょっとしたバリエーションです。
2.3 追加のクリアパーツ
レジンを後で追加することでクリアパーツを再現しました。
・ヘッドライト
-20’sのときから採用しています。ライトのパーツをへこませて、そこに透明レジンを流し込むことでライトカバーを透明で再現しています。
また、正面のフォグランプ?ウィンカーだと思いますが(ここにきてデザインに対する機能面があいまい…)小さなくぼみにもレジンを流しいれています。
・サイドマーカー
こちらもレジンにオレンジで着色してクリアパーツを再現しました。
ここが色味的にもよいアクセントになっていると感じています!
おわりに
ご覧いただきありがとうございました。
こだわりを詰めすぎて製作時の手間がかなりかかるものとなりましたが、その分クオリティを上げられたかなと思っています。
頑張って作ったクラシックカーキーキャップはBOOTHに出展しています。
よければご覧ください。
適宜情報更新しているのはX(Twitter)ですので、よければフォローお願いします。
https://twitter.com/kiriman_works
それでは次の記事も見ていただけると嬉しいです。