ご覧いただきありがとうございます。
前回(第1回目)はウッドレジンとはなにか、自分なりにまとめてみました。
今回はウッドレジンキーキャップの作製で、木をレジンで包埋し、ブロックにするまでをまとめていきます。
1‐0.準備物
・包埋ブロック用の型
・木材
・レジン(筆者はフローレスレジンを使用)
・その他、工具(本記事で適宜出てきます)
1‐1. 型の選定
今回は包埋ブロックを作製しますが、明確なサイズはありません。
そこで、適当なケースを100円ショップで調達してきました。
ここに、アクリル板をこれまた適当な大きさに切って貼り付けることで型としました。
1‐2. 木材の選定
木材はウッドレジン、というジャンルで言えばなんでもよいと思います。
自分は木の持つ複雑さを活かしたいと思ったので、写真のように細かな凹凸のある流木を選択しました。
2-0. 木材の処理
買ったものそのままでは使用できませんので、以下自分のデザインを考えながら処理を施します。
2‐1. 木材の加工
木と木の間隙を1Uのキーキャップに収めたかったので、長軸方向は1Uキーキャップの高さ程度にします。
このとき、ブロックにして削り出すことを考えて、高め設定しています。
(1.8㎝程度)
で、ひたすら切り出していく。ここはノコギリでシャクシャク切っていく。
(写真はありませんでした。)
2‐2. 仮配置
切り出したブロックを型に並べていきます
木の凸凹と歪みをみつつ、自分の理想とする間隙を作り出すために
お隣同士の木を何度も並べ替えました。
結果として、木々が複雑な間隙を生み出し
自分の思ったような水の流れを生み出す谷や海蝕洞を表現できたように思います。
(自分がどういうものを期待しているのか、ここ大事)
2-3. 木材のレジンコーティング
僕はすべてのレジン制作に「フローレスレジン」を使用しています。
詳細は下記にありますので、気になる方はどうぞ。
で、コート用のレジンを塗り、1日硬化します
ここでレジンを塗ると、表面の小さな凸凹から気泡が出ますので、
可能であればライターのような熱源で気泡はつぶしておくとよいです。
ついでに型に入れて、コート用レジンごと硬化
並べ方は2-2.仮配置で設定した並びです。
3. 包埋
フローレスレジンの注型用を自分は使用しています。
気泡抜けがよい反面、粘度は低いので複雑な模様は硬化までに消えます(混ざってしまう)
こちらを先の型に流し込み、硬化させればブロックは完成です。
おはようございます!
— ジョン・マイヤー・キーキャップ (@kiriman_works) 2023年5月27日
今日は見るからに謎の塊を加工していこうと思います💡 pic.twitter.com/wnF2hRZtn1
流し込む際に、僕は透明レジンに青、水色のレジンを足してグラデーションを付けた部分も作りました。
結果的に切り出すところによって色味や木の印象が違ったので、面白いものにできたと思います。
うまく剥離できました
— ジョン・マイヤー・キーキャップ (@kiriman_works) 2023年5月27日
謎の塊…さて想像通りになるか…!#レジン pic.twitter.com/chQVmr03pX
おわりに
ご覧いただきありがとうございました。
ブロックからキーキャップになる過程については、次の記事で段階的にまとめていこうと思います。
また、頑張って作ったウッドレジンキーキャップはBOOTHに出展しています。
よければご覧ください。
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それでは次の記事でお会いしましょう。